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学生団体の運営でメンバーのモチベーションを上げるには?

スキルアップ
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学生団体や学生起業された方だとよく感じるであろう課題。それが、「メンバーのモチベーション管理」だと思います。

モチベーションが低いメンバーに対してどう接すればいいんだろう…。
どうすればメンバーのモチベを上げられるんだろう💦

そんな悩みを抱えたマネージャーや代表は多いのではないでしょうか。そんな方に向けて、実際に全国約40大学、約600人から構成されるNPO学生団体の代表として運営を行っていた経験から「学生団体のメンバーのモチベーション」について仕組みから向上方法までお伝えできればと思います。

かくいう私も、4年間その団体に所属して、2年間代表を務めていましたが、モチベーション管理にはかなり頭を悩ませていました💦。この記事が少しでも参考になると嬉しいです!

要約

学生団体でメンバーのモチベーションが下がる理由の1つとして挙げられるのは、学生団体がそのメンバーにとって”サークル活動”といった位置づけにあるという点です。いくらある程度の実績があるところでも、それは否めません。その要因として、対価が少ない事によるモチベーション、優先順位の低下が挙げられます。改善には充足的対価を上げることが最重要で、それには意識改革として、団体をまとめる立場にあるものが圧倒的力量を学び得て実践することで、牽引する必要があると考えます。

  • 学生団体の特徴
  • この「サークル活動」だとなぜモチベーションが下がるのか
  • 充足的対価って何?
  • 充足的対価を上げるためにはどうすればよいのか

といった流れで詳細をお伝えしていきますのでぜひご覧ください。

学生団体の特徴

まず、学生団体とは何でしょうか。学生団体は、その名の通り、学生により構成され、学生が運営する団体のことです。中にはバックに企業などがついていることもありますが、基本的な運営は学生が行います。社会課題に対して設立された団体が多い気がします。

企業のように実績を求めつつ、サークルのような学生間のつながりもある、そんな団体ですね。そしてだからこそ難しいのが、一般的なビジネスノウハウとも、サークルとしてのやり方とも理想の運営方法が異なり、”結果”と”楽しさ”の両方のベクトルが必要になります。
ここでいう”結果”と”楽しさ”はしっかり細分化し定義づけておく必要があります。それぞれの団体のビジョンや理念から具体化してみてください。

ここで、私の所属していた団体を例に挙げ、学生団体の特徴をまとめてみましょう。

ここから簡単にメリット・デメリットを一般化し抽出すると、「できることの自由度が高いが、モチベーションや能力が一定以下になりやすい成長性が低いといったところでしょうか。

その原因は、表からも分かる通り「メンバー自身のメリットが少ない事による、団体活動の優先度低下」ということになります。そのコミュニティ以外にも学業、バイト、就活、他の活動、留学など優先すべきことが多いこともあり、対価を担保できない、やりがいや楽しさだけの状態ではなかなかモチベーションは維持できないでしょう。

つまり、学生団体はいわゆるモチベーションの課題が発生しやすく、その解決には「対価」が必要ということです。企業のような質の追求だけでも、サークルのような楽しさの追求だけでもモチベーションにはつながりません。

「対価」とは何か

対価には3種類あると考えています。一つは物理的対価。もう一つは快楽的対価。最後は充足的対価です。

まず、物理的対価は、「報酬」のこと。給料など、個人の得になることです。

快楽的対価は、いわゆる「楽しさ」。その行動によって直接楽しさを得られるようなことです。例えば飲み会や、交流イベント、居心地の良さなどがこれにあたります。

充足的対価は、「誇り」「達成感」のこと。自分のやっている活動に対して自信をもてること。もっと頑張りたいと思える向上心の源になるものです。

では、この3つの中で最も学生団体に不足しているのは何でしょうか。それは、物理的対価と充足的対価です。さらに、学生団体がこの中で最も伸ばすべき点は充足的対価だと考えます

物理的対価は制約条件が多く、すぐに達成するのは困難で、企業やアルバイトの方が多く稼げる点であまり学生団体向きではありません。
快楽的対価は、学生団体のモチベーションを上げるうえでよく用いられますが、これによって上がるモチベーションには限度があります。少なくとも団体運営上の理想状態には到底達しません。

充足的対価を得るために

前述の通り、学生団体の課題として、「メンバー自身のメリットが少ない事による、団体活動の優先度低下」があります。つまり、「これを頑張っても学校やアルバイトに比べて将来に活きない」、「所詮はサークル活動だから」という感情による優先順位の低下です。

ただでさえ社会の知識の乏しい大学生が、片手間で活動すればできることは限られてきます。しかし、大学とは本来最高学位であり、社会に出られる年齢です。あまりに現状のレベルが低すぎる。

しかし、自分の活動が、1つの社会的活動として意味を成し、認められたものであれば、やりがいとやる気につながるはずです。
モチベーションが低いからと、「じゃあほどほどでいいよ」なんてもってのほかです(もちろん無駄な仕事はどんどん省いてOK)。企業でもホワイトすぎて成長できないことや、将来の自分のスキル面の不安から転職する人も少なくないです。
実際、大学生がインターンシップや留学プログラムでやる気に満ち溢れるのは、それが自ら選んだことであり、それが社会的に意味を持つ活動だと自認しているからでしょう。(ちがったらすいません笑)

充足的対価を得るためには、「行動」の規模を拡大する必要があります。販売、計画、広報、調査、営業。すべてにおいて、学生のおままごとではなく、社会に通用するものを行い、プロではなくても、せめてプロ意識を持つことが大切です。そのために、まずは団体をまとめる立場の人たち(代表や事務局、チームリーダー、マネージャーなど)が圧倒的な力量を得て実践する姿を見せることで、メンバーを牽引していくことが不可欠です。

ここで重要なのが、意識改革の「指示」ではなく、「ビジョンを見せること」「背中を見せること」。特に物理的対価を上げにくい学生団体で、過度な指示は禁物と言える。その団体に「誇り」を持ってもらえるような団体に”する”ことがまずは最も必要なことです。

最後に

最後まで見ていただきありがとうございました!
メンバーのモチベーション管理やマネジメント、大変かと思いますが応援しています。この記事が少しでも役に立ったら嬉しいです!

私の所属していた団体の基本的価値観(ポリシーのようなもの)のな1つに「BE PROFESSIONALS」という項目がありました。学生団体として意識することも、まさにその通りだと思います。プロ意識をもって活動していきましょう!

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